Study of evaluation technique for graphical display on CRT in process plants

1.研 究の背景 近年のプラン ト運転では、運転員がCRT画 面を用 いてプ ロセ スに関す る情報 を収集 し監 視す るケースが多い。特に最近 のCRT画 面表 示 は配管計装図を模 した図やメータ、 トレン ド グラフなどが多色で表示 され、より多 くの情報 が集約 され たグラフ ィック画面へ と変容 して いることが一つの特徴である と言えよ う。 プロセスに異常が生 じた場合、運転員はCRT 画 面に表示 され る情報 を基に異常の原因 とな った機器 とその状態を同定す るが、高度 に情報 が集 約 され たグ ラフィック画面 を用いた異常 同定では、ハー ドワイヤー ドパネル とは異なっ た観点から、状況を把握 しやすい情報表示の在 り方について探求す る必要がある。 このようなプラン トのCRTオ ペ レー ション の画面表示に対 しては、実機や簡易 シミュレー タを用いた監視 ・制御 を含めた総合的な評価 が 行 われ、これ までのヒューマンファクターに関 す る研究に基づ く理論の総合が行われ ている。 本研究は、運転員の思考に適 した画面表示を 評価する手法の構築を 目的 としてい るが、既 に 先行研 究では、発話プ ロ トコル を用いた解析手 法の提案が行なわれている。そこで、今 回は評 価 手法の妥当性 について実験 を通 して検証 を 行った。具体的には、被験者 の眼球運動 と発話 プ ロ トコル との関係 について よ り詳細 な検討 を行 った。