STUDY ON THE VOLUME REDUCTION SYSTEM OF EXCESS SLUDGE BY HYDROTHERMAL REACTION
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水熱反応を利用した汚泥削減化システムの基本設計に必要な水熱反応条件に関する知見を得ることを目的とし, 水熱反応温度, 反応時間および注入汚泥濃度が, 汚泥の可溶化, 低分子化, ガス化の各特性に及ぼす影響, 水熱反応温度が, 可溶化液の生分解性に及ぼす影響について検討した. その結果, (1) 汚泥の水熱反応は, 先ず汚泥が溶解化し, 次に溶解成分のガス化が進行する逐次反応であること, (2) 反応温度が高いほど, 反応時間が短くなること, (3) 150℃ (0.6MPa) 以上の水熱反応により, 汚泥の約85%が可溶化されること, (4) 反応温度が高くなるにしたがって低分子化が進行し, 可溶化液の生分解性はわずかに増加すること, (5) 可溶化液と人工下水の混台液は, 微生物を馴致することにより6時間程度で分解されること, を明らかにした.