Extraction-spectrophotometric determination of cationic disinfectants in drugs based on ternary ion association among diprotic acid dyes, quinine and quaternary ammonium ions.
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プロモクロロフェノールブルー(BCPB)やプロモクレゾールパープル(BCP)はキニーネと中性付近で青紫色のイオン会合体を形成する.これらの二塩基酸染料(A2-)とキニーネ(HQ+)は1:2の組成の抽出種を形成するが,この系にベルベリンやセチルピリジニウム塩などの第四級アンモニウム系消毒剤(R4N+)が共存すると(R4N+・HQ+・A2-)の三元イオン会合体が形成され,第四級アンモニウムイオンの抽出率が3~5倍高められる.キニーネの添加によりモル吸光係数の増大も図ることができ,10-6Mオーダーのベルベリンやセチルピリジニウム塩の定量が可能となった.BCPBによる三元イオン会合体形成の最適pH領域は6.3~6.9,又BCPでは7.8であった.これらのpH領域においてはアミン.アルカロイド類及びネオスチグミンなどは抽出されないため,選択的かつ高感度にベルベリンやセチルピリジニウム塩を定量することができる.