ANALYSIS OF THIN WALLED CURVED MEMBERS IN ACCOUNT FOR LARGE TORSION

薄肉曲線部材 の曲げね じれ座屈問題には曲線部材 に作 用する荷重形式 か らみ ると,円 弧 を描 く部材軸線 の曲率 面内に荷重 が作用す る場合のアーチ と,曲 率面外 に荷重 が作用する場合 の曲線桁の問題がある. アーチの曲げね じれ座屈 にっいては,薄 肉板 アーチを 扱 ったS.Timoshenko')の 論文な どがその初期 の もの で あろう.こ れ は座屈変位 した状態でのアーチの幾何学 的考察か ら座 屈支配方程式 を求め るとい う,Euler以 来 の手法による ものであった.そ の後,放 物 線アーチや タ イ ドアーチ等,ア ーチ系橋梁の曲げね じれ座屈解析 を扱 った多 くの研究報告がみ られ る2)~8). 一方,V.Z.Vlasov9)と 深沢10)は,薄 肉曲線桁 の変 位一荷重支配方程式 を基礎 として,円 弧 アーチの曲げね じ れ座屈支配方程式 を導 き,前 者は純曲げの場合 の座 屈モ ーメン トを閉 じた形 で求 め,後 者は半径方向に等分 布荷 重が作用する場合 の座屈荷重 を数値計算で求めた.こ れ らは,ア ーチの曲げね じれ剛性 を 考慮 してい る点でS. Tilnoshenkoの 理論 を拡張 したもの とみ なせ よ う. U.OjalvoとM.Newman11)そ して波田12)は空間で