Evaluation of a replica distribution method for location dependent information on wireless ad-hoc networks
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無線アドホックネットワークにおいて,端末の移動や無線リンクの状態が変化により,トポロジの 変化が頻繁に発生し端末間の接続性が保障されない.その結果,ある端末が保持するデータに対して アクセスが不可能な状況が起きてしまう.このような問題の解決方法として各端末が持つデータの複 製を他の端末に持たせる複製配布方式が提案されており,著者らはその一方式として SC 方式を提案 してきた.SC 方式では利用されるデータは利用者の近辺に存在するものであると想定し,データの 複製をその発生源周辺にまばらに配置することで,データの可用性を高めることができることが評価 されている.しかし,これまでの評価においては 2層での影響は十分に考えられていなかった.本稿 ではプロトコルスタックを階層的に実装した無線ネットワークシミュレータを用い,2 層の影響を含 めて複製配布方式の評価を行い,有効性を確認した.SC 方式を適用することで,冗長な複製データ の発生を抑えつつ,高いデータアクセス成功率を達成できる.また,複製の再配置によってさらに, アクセス成功率を向上できることを確認した.
[1] Charles E. Perkins,et al. Ad Hoc Networking , 2001 .
[2] David A. Maltz,et al. DSR: the dynamic source routing protocol for multihop wireless ad hoc networks , 2001 .
[3] Klara Nahrstedt,et al. Integrated data lookup and replication scheme in mobile ad hoc networks , 2001, SPIE ITCom.