COMPUTATIONAL MODEL OF REINFORCING BAR UNDER REVERSED CYCLIC LOADING FOR RC NONLINEAR ANALYSIS
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RC部材の動的解析と復元力特性の合理的な計算方法には, 精度の高い鉄筋の交番繰り返し構成モデルが不可欠である. 加藤モデルはその要件を満たす優れた履歴モデルである反面, プログラム化の難易度が高い. 本研究は, 加藤モデルと同等の精度と適用範囲を有し, かつプログラム化が容易であり, 構造的なモジュールの構成が採用できるような数値材料モデルを提案し, あわせて動的RC非線形解析の今後, 一層の普及の一助とすることにある. 提案したモデルは, 単純な履歴則に従う構成要素の応力の重ね合わせで表されるものであり, 任意履歴に対しても妥当な応答を示している. また, そのプログラムの実行行数は, 筆者等の経験では, 加藤モデルに比較しておよそ3分の1になる.
[1] B. Kato,et al. Mechanical Properties of Steel under Load Cycles Idealizing Seismic Action , 1979 .