STUDY ON RELATIONSHIP BETWEEN LAND USE, SPATIAL RESOLUTION AND EVAPOTRANSPIRATION

本研究では, 都市域・森林・耕作地が混在する地域に対して, 植生指標 (NDVI) に基づく月蒸発散量の推定に分解能が及ぼす影響, 土地利用データを用いた蒸発散量の推定に関する検討を行っている.空間分解能の異なる疑似画像を生成し, 分解能20mから2km程度まで調べたところ, NDVIと月蒸発散量推定値の領域平均値は, 分解能にあまり影響を受けないことが示された.土地利用データを用いて蒸発散量を推定するF-C-Uダイアグラムを提案し, 土地利用の変化に伴う蒸発散量の推定を行った.また, 明治・大正期-現在までの土地利用の変化を示す2kmメッシュ土地利用データを用いて明治・大正期-現在までの蒸発散量の変化を推定した.