DETRIORATION PREDICTION OF CONCRETE STRUCTURES CONCERNING REBAR CORROSION DUE TO INITIALLY-INDUCED CHLORIDES

昭和40年代~50年代前半には, 相当量のコンクリート構造物に除塩不足の海砂等が使用されており, これらの構造物に対する維持管理手法の確立が必要と考えられる. そこで, 本論ではまず, 既往の研究を分析することにより鉄筋の腐食速度を評価し, かぶり, 初期塩化物イオン量および水セメント比をパラメータとする腐食速度算定式を作成した. さらに, 比較的大型の供試体を用いた暴露試験により, 上記の腐食速度算定式の適用性を確認し, これらの結果を基に構造物の劣化予測法を示した.