Construction of the Scale for Measurement of Multiple Affective States Generated by Dressing
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目的 服装によって生起する多面的感情状態を検討するために, 本報では, これまでの本研究成果, すなわちクラスタ分析に基づく多面的感情状態の構造の検討結果をもとに, 測定尺度の作成を行うものである.成果 測定尺度作成のための感情用語を, これまでの研究によって収集・整理された感情用語の中から肯定的感情用語51語, 否定的感情用語44語の計95語を選定した.そして着装によって生起する感情は, 被服と人間と場面との相互作用から形成されることが明らかになったために, 本報でも女子学生を対象に, 前報と同様に場面ごとに服装写真を提示し, 95語に対してSD法による4段階評定を行った.得られた評定値をもとに, 因子分析を行い, 感情状態の構造を検討して測定尺度の下位次元を設定した.尺度項目は因子負荷量とクラスタ分析結果を参考にして選定した.その結果, 肯定的感情状態 : 『快活・爽快』『充実』『優越』『安らぎ』と, 否定的感情状態 : 『抑欝・動揺』『差恥』『圧迫・緊張』の計7つの下位次元を設定し, 各下位次元, 5項目ずつ計35項目からなる測定尺度を作成した.尺度の信頼性は信頼係数 : Cronbachのα係数を求めることによって行い, いずれの下位次元でも0.80以上の高い値を得た.
[1] V. Nowlis,et al. THE DESCRIPTION AND ANALYSIS OF MOOD , 1956, Annals of the New York Academy of Sciences.