A STUDY ON EFFECT OF IMPROVEMENT OF ROADBED USING FLY ASH AS PREVENTIVE MEASURES AGAINST MUD-PUMPING

本研究では, 石炭灰の工学的特質を活用した互層路盤の噴泥対策工法としての有効性を調べるために, これと既存の対策工法の1つである砂置換路盤とを営業線のレール継目部に築造し, それぞれの施工基面の振動量や地盤反力係数などを測定した. さらに, 積算温度を考慮した構造解析を行って, 外気温度が互層路盤の支持力に与える影響について検討した. その結果, 互層路盤は砂置換路盤に比べて列車荷重に対する安定性や支持機能の向上効果が高く, また, 噴泥を再発する恐れのないことが明らかとなった.